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インタビュー

「おかえり、という気持ち」
 今井貴祐
 今井ファーム

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小清水町の真っ直ぐ道を通りすぎると今井さん宅に着く。

ご自宅の窓越しに見えるブランコや使わなくなったスタッドレスタイヤを埋め込んだお子さんたちの遊び場からは、農地が一面に広がっていた。

自宅と庭と農地と、全てが子供たちの世界なんだと思うと、母の気持ちになのか子供の気持ちなのかわからないがとても羨ましく思った。

お子さんを抱きかかえた今井さん。初めましてだったけれど、どこかいつもより優しい表情なのではと思わせる、とろけそうな表情が印象的だった。

ある勉強会でもち麦のことを知った今井さんは、
「あ、作ってみたいなと単純に思ったんです。」とさらりと言った。

それから約一年、収穫を終えて食べた感想はいかがでしたでしょうか。

奥様)「もち麦の効果をすぐに実感できましたね。プチプチもちもちで味も好みでした。食べ盛りの3人の子供たちも、もち麦が入っていると喜んで、「わ~もち麦だ~!」と言って食べています。」

普段はどのように召し上がっていますか?

奥様)「いつもは3割麦ごはんで食べることが多いですね。まだレパートリーは少ないんですが、ハンバーグに入れてみたり、スープに入れています。」

今井さんには気になるもち麦料理があるようで、

「料理ではないですが、ぽん菓子にしてみようかなと思っているんです。

小麦ではやったことあるんですが、もち麦でもやってみようかと。

子供のおやつになったり、シリアルに混ぜたり、クランチチョコにもなりそうですよね。」

いったいどんな食感になるのだろう。今から楽しみだ。

話は変わりますが、お住まいである小清水町の特徴はなんでしょうか。

「全体的にですけど、雨が少ないことや、今年の7月8月の30℃超えも数日だったくらい、めったに30度を超えることないですね。あとは、この周辺では有名なぐらい風がものすごく強いです。そして、気温が低い分、小麦の収穫がおそらく日本で1番遅いですね。」

小清水は言わずと知れた小麦の名産地でもある。

 

最後に、これからもち麦を食べたいなという方へのメッセージをお願いします。

「どんなものに入っていても気にならない食品だと思います。そして昔からあったもの(1300年前からオホーツクで食べられていたもの)なので、おかえり、という気持ちで食べてもらえたらなと思います。」

リビングの窓側には、勉強机が置いてある。見晴らしのいい場所にあるそれは、今井さんお手製だ。

「帰ってくる頃だいたい宿題は終わってるんです。」そういう今井さんの顔はまた緩んでいる。

日々のもち麦をはじめとする作物の成長とともに、お子さんたちもこの町で大きく育っていく。

きっと全てが綺麗でかけがえのない思い出になっているだろう。

これからも、奥様そしてお子さんが作ったもち麦料理を食べてまさにグットライフな大麦生活をオホーツクから発信してほしい。

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Farmer (小清水町)
今井貴祐さん
今井ファーム(今井貴祐さん) facebookページ
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WRITING:能圓坊祐子/PHOTO:林恵子

※この記事は個人の感想であり、効果効能を示すものではありません

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