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インタビュー

「5年越しの北麦美人」
 津村健太 千恵
 津村製麺所

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「美味しさの追求と共に、食べて健康になることに私たちも関われたらと思っていたんです。」

そう語るのは、北見市にある津村製麺所の津村ご夫妻。

津村さんがもち麦と出会ったのは2013年。

津村製麺所の原点がうどんの製造だったことから、もち麦もうどんから始めようとなった。

そこから5年の歳月を経て、今年3月にもち麦入りうどん“北麦美人”が発売された。

<オホーツク産だからこそ>
「なかなか原材料がない状態が続いたので、外国産などで試作し続けていました。

商品化するときは地元産が生まれてからと思っていたので、大麦粉がいつ来ても製品を作れる準備は重ねていました。

そして、今年に入ってやっとオホーツク産が手に入り、そのもち麦は色も綺麗で、まさに美人!」

お客様やスタッフの方々の反応はいかがでしたか。

「お客様からは、なめらかな食感で柔らかくて食べやすいとの感想をいただきました。

スタッフからは、うどんとまた違った食べ方が楽しめるのではないかと、パッケージの裏にレシピを掲載しようとの話にもなりました。

普段もち麦入りご飯はあまり食べない息子も、麺は好きだなんて言っていました。」

試作において大変だったことはなんでしたか?
「今回の商品を作るにあたって、もち麦という存在も感じていただけて、かつ食べて美味しい!と思う配合を心掛けました。

また、もち麦は小麦と違ってグルテンがないので、色の変化や入れすぎると繋がらない問題があります。

お客様に美味しく食べ続けてほしい気持ちがあったので、スタッフと一緒に、美味しく食べてかつ体に良いこと、

<味と健康機能性のバランスをとること>への議論を重ねました。」

 

パッケージも素敵ですね。
千恵さん)「スイーツってすごくきれいじゃないですか。一つずつきれいに包んであって。

スイーツは飾って、お客様に価値をお伝えしているのに、どうして麺はきれいに可愛くならないんだろうなって。

それは、会社勤めになる前の主婦時代の10年間に思ったんです。

お土産にお菓子を買っていこう。から、麺を買って持って行こう!って思えるようなものが作れたらと思いました。

私たちにとっては一つ一つが子供のようなものなので、少しでもきれいに衣装をまとわせるように、

一つ一つ手塩にかけてお客さんに届けたいなという思いがこういったかたちになりました。

私たちの思いを代弁するものなのかなと思います。」

お二人からは前向きな言葉や表情がとても印象的だった。

普段心がけていることを伺うと、

「あまりネガティブな発言はしないようにしています。

あと、笑う門には福来たるって感じでしょうか。

食べ物に関わっているので、食べ物と心って繋がっているのかなっていうのはあります。」

 

津村製麺所(株式会社ツムラ)は来年で70周年を迎える。

それを機に、工場の隣に小さな社員食堂を作ろうと思案中だ。

「社員以外の方も若干ではありますが、食べに来ていただけたらいいなと思っています。」

そう語る二人の笑顔のそばにはいつも、

「美味しさの感動」を追求し、働く人の幸せと社会貢献を実現します。

という気持ち(経営理念)があるのだろう。

そうだ、来年は、出汁の香りを頼りに再訪しよう。

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Shop (北見市)
津村製麺所
※北麦美人は公式オンラインショップほか
北見市内の東武イーストモール、パラボ
札幌方面では北野エース丸井今井店や東急店で販売中
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WRITING:能圓坊祐子/PHOTO:林恵子

※この記事は個人の感想であり、効果効能を示すものではありません

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